”溶接ヒューム”から労働者を守る！”作業主任者”におすすめのヒュームコレクター
金属アーク溶接などで発生する”溶接ヒューム”が令和3年4月より『特定化学物質障害予防規則(特化則)』に適応されました。
これまでも溶接労働者の健康に悪影響を及ぼすとして、『粉じん障害防止規則』により、作業環境改善が必要でした。
しかし、特化則に溶接ヒュームが適応されたことで、これまで以上の厳格な対応が必要になりました。
今回は、対策措置の1つである『特定作業主任者』に関してご紹介します。
・特化則適応にあたる必要措置
・特別作業主任者の職務
・溶接ヒューム対策装置ヒュームコレクター
溶接現場で働く方は、ぜひ参考にしてみてください！
”溶接ヒューム”の特化則適応にあたる必要措置
厚生労働省が、溶接ヒュームを特定化学物質を人体への悪影響がある特定化学物質であると定めたことで、溶接作業現場では、作業方法や設備などの対策措置を導入／強化が必要になりました。
- 特殊健康診断の実施
- 換気装置による換気
- 溶接ヒューム濃度測定の測定
- 特定化学物質作業主任者の選定
上記は対策措置の一部例になります。特に『特定化学物質作業主任者』は、労働者を溶接ヒュームから守るために様々な事柄に注意を払うことが求められる重要な職務です。
”溶接ヒューム”から労働者を守る！”特定化学物質作業主任者”
労働者を特定化学物質の汚染から守るための指導／管理を行うのが特定化学物質作業主任者です。
特定化学物質が発生する作業が行われる現場で、保護具などの着用確認等、化学汚染から労働者を守るように監視等を行います。
金属アーク溶接等作業に関しても、屋内外問わずに、講習を受けて資格を修得した者から特定化学物質作業主任者を選任する必要があります。
◤特定化学物質作業主任者の職務
| 1. | 作業する労働者が溶接ヒュームに汚染、吸入しないように作業の方法を決定し、労働者を指揮。 |
| 2． | 全体換気装置など労働者が溶接ヒュームによる健康障害を予防するための装置を1ヶ月を超えない期間ごとに点検。 |
| 3． | 溶接ヒュームが発生する作業において、保護具使用状況の監視。 |
”特定化学物質作業主任者”になるための資格
作業主任者になるためには、「特定化学物質及び四アルキル鉛等作業主任者技能講習」を修了し資格を修得する必要があります。
受講者は、2日間のカリキュラムを受け、修了試験に合格すると修了証が発行されます。
”溶接ヒューム”対策装置『ヒュームコレクター』
作業主任者として、労働者を溶接ヒューム汚染から守る上で有効なのがヒュームコレクターです。
溶接ヒュームを吸引／回収するための装置なので、換気設備のようにヒュームを蔓延させるリスクも軽減できます。
そのため、溶接作業を行っている労働者自身の安全と健康だけでなく、周囲で働く人々の安全と健康、そして作業環境をきれいに保つ効果も期待することができます。
ヒュームコレクターを選ぶ際のポイントは？
ヒュームコレクターを選ぶ際のポイントは、“しっかりと使うことができるか” が大切です。
毎日行う作業だからこそ、手の届く範囲に道具を置くことができる、作業後の疲れているときでも簡単に移動できる、などの小さな気遣いの積み重ねが大事になってきます。
特に作業主任者は、労働者が溶接ヒュームによる健康障害を予防するための装置を1ヶ月を超えない期間ごとに点検をする必要があります。
簡単に点検／メンテナンスが行え、労働者が使いやすいヒュームコレクターを選ぶことが大切です。
”溶接ヒューム”対策におすすめ！ONIKAZEの“タテ型”ヒュームコレクター
赤松電機製作所が展開する『オニカゼ ヒュームスモーカー』は、小さな気遣いの積み重ねを大切にすることをコンセプトに長くしっかり使っていただくためのこだわりを込めた設計です。
溶接ヒュームを吸引するだけでなく、労働者が使うシーンを想定し、「こんなのあったらいいな」というポイントを形にしています。
さらに、点検／メンテナンスがしやすいようにダストボックス、フィルター交換が1アクセスで可能です。
まとめ
今回は、特別作業主任者の職務とおすすめの溶接ヒューム対策装置ヒュームコレクターに関してご紹介しました！
労働者を溶接ヒュームの健康被害から守るためにも作業主任者の職務は重要です。
ヒュームコレクターを導入するにしても、少しでも使いやすく、管理しやすい物を選ぶことが大切です。
赤松電機製作所が展開するONIKAZE『ヒュームスモーカー』は、小さな気遣いの積み重ねを大切にすることをコンセプトに長くしっかり使っていただくためのこだわりを込めた設計です。
気になられた方は、ぜひお問合せください。